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「重要!!2024年9月まで子宮頚がんワクチンを!!」

子宮頚がん予防ワクチン(HPVワクチン)の大切さについて:若年女性の皆さんへ!

子宮頸がん予防ワクチンHPVの公費によるキャッチアップ接種は、
2025年3月までで終了します!!

接種は合計3回で、完了するまで、約6ヶ月かかるため、
まだ、1回も接種をされていない方は、
2024年9月までに接種を開始する必要があります。

こんにちは、皆さん。今回は、とても大切なお話をさせていただきたいと思います。それは、「子宮頚がん予防ワクチン(HPVワクチン)」についてです。特に若年女性の皆さんにとって、このワクチンがどれほど重要かを知っていただきたいのです。

<子宮頚がんとは?>

子宮頚癌がんは、子宮の入り口部分にできる『がん』です。このがんの主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスです。HPVは非常に一般的なウイルスで、多くの人が性行為によって感染すると言われています。しかし、感染しても自覚症状がない場合がほとんどで、気づかないうちに子宮頸がんを発症し進行することがあります。

 

国立がん研究センター. がん情報サービス, 全国推計値:がん罹患データ(1975年~2015年)より作図

<なぜHPVワクチンが必要なの?>

HPVワクチンは、このウイルスの感染を防ぐために開発されたワクチンです。ワクチンを接種することで、HPVの感染を予防し、結果的に子宮頚がんの発症リスクを大幅に減らすことができます。特に、まだ感染していない可能性が高い若い年齢のうちに接種することで、最大の効果が期待できます。

< 若年女性にとっての重要性>

日本では、HPVワクチンの接種推奨年齢が主に中学生から高校生にかけての若年女性です。これは、この年齢層が性行為を始める前にワクチンを接種することで、感染リスクを最小限に抑えるためです。早期の接種が推奨されるのは、将来、子宮頸がんになることを予防するための大切なステップだからです。

<ワクチンの安全性>

HPVワクチンの安全性について不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、HPVワクチンは世界中で数億回接種されており、その効果と安全性は多くの研究で確認されています。日本でも、再度その重要性が認識され、多くの専門家が接種を推奨しています。

<おわりに>

今回、まだ子宮頸がんワクチンを1回も接種されていない、平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれの女性の方は、公費で接種を受けることができます。
ただ、公費で接種することのできる期限が、2025年3月一杯までです。
3回の接種が終わるまでに約6ヶ月かかるため、2024年9月までに1回目の接種を完了する必要があります。

若い皆さん未来の自分の健康を守るために、今できることは何でしょうか?
その一つが、HPVワクチンの接種です。
ご自身の体を大切にし、将来の健康を守るためにも、ぜひこのワクチンについて考えてみてください。
そして、必要な情報をしっかりと収集し、安心して接種できるようにしましょう。

皆さんの健康が守られ、未来に向かって安心して歩んでいけるよう、心から願っています。

#HPVワクチン , #公費接種 , #子宮頚がん , #若年女性