皆さん、こんにちは。いよいよ令和5年7月1日より可児市でも帯状疱疹ワクチンの助成が始まります。そこで、もう一度、帯状疱疹とその予防の重要性についてお話ししていきますね。
このワクチンは、50歳以上の成人を対象に、帯状疱疹から身を守るために開発されたものであり、その予防効果について詳しくご説明いたします。
その中でも、不活化帯状疱疹ワクチン「Shingrix(シングリックスⓇ)」は、従来のワクチンとは異なる新しいタイプのワクチンです。
このワクチンには、免疫系の反応を高めるアジュバントと呼ばれる成分が添加されており、強力な免疫応答によって、帯状疱疹の予防効果を高めることが期待されています。
そのため、「Shingrix(シングリックスⓇ)」の予防効果は非常に高く、実際、臨床試験では、ワクチン接種後の帯状疱疹の発症リスクが約90%低下したことが報告されています。また、高齢者や免疫力の低下した人々においても、従来のワクチンよりも優れた効果が示されています。これは、「Shingrix(シングリックスⓇ)」が免疫応答を強化することで、帯状疱疹に対する抵抗力を向上させるからです。
また、持続期間も10年以上と、長期にわたって帯状疱疹の予防効果が期待できます。
「Shingrix(シングリックスⓇ)」は、2回の接種が必要なワクチンです。初回接種の後、2〜6か月後に2回目の接種が行われます。この2回の接種によって、持続的な免疫応答が促され、より強力な予防効果が得られるのです。帯状疱疹の発症リスクを最小限に抑えるためには、2回の接種を完了することが重要です。
生ワクチンよりも圧倒的に高い予防効果と持続期間の長い、不活化帯状疱疹ワクチン「Shingrix(シングリックスⓇ)」は、可児市の助成で接種が可能です。
詳しくは、可児市のホームページをごらんくださいね。
https://www.city.kani.lg.jp/23766.htm
次回は、「Shingrix(シングリックスⓇ)」の利点と副反応について解説しますね。